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足りない言葉
昨日だかの朝日新聞の小さな記事で、素敵な文章が載っていました。
84歳の方が書かれたもので、「魔弾の射手との再会」……みたいなタイトルでした。
その言葉の鮮やかさ。
色が失われていくかのような心もとなさと、はっきりとした情景が思い浮かびました。
薄い夕暮れの中。
交わした言葉。
それだけのことなのに、どうしてかすごく胸を打たれました。
切なさを秘めたシンプルな文章。
万感を込めたあんな文章を書けるようになるには、私にはどれくらいの時間が必要なのでしょう。
自分の独りよがりな文章を読んで、躊躇い、つけたし、そしてまた削り。
何度も何度も言葉を重ね、その重さに耐え切れずに、すとんと落ちればたどり着くのは、
彼女とはまた違う、私だけの文章が待っているのでしょうか。
言葉が足らず、もがいて付け足したところで、そんなものは後付でしかなく、
だったらいっそのこと、荒削りなままの自分をさらけ出すように、がむしゃらに書きたいな、と思います。
きっと足りないと思っているのは言葉じゃなくて、自分のことなんでしょう。
他人にあって、自分にはないもの。
そればかりに目がいくようでは、まだまだ未熟ってことなんでしょうね。
自分が持っているものを温かく受け入れて、享受できるようになり、そしてそれを描く。
難しくて先が長い道のりです。
やってけるか不安といってはそれまでですが、どうにかして進んで行きたいな、と、思います。
しかし言葉が足りないなぁ。
それでは朱緒でしたー!
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