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ミュシャ展まとめ
うおブログデータ消えた……。

4/26にリルの記憶の琴子さんとミュシャ展にいってまいりましたー!
琴子さんからお土産にマカロンいただいちゃってなんだかもうほんとあのうれしかったです!
翌朝ぺろんといただきました!マカロン甘くて紅茶のストレートとあわせる理由に納得。
前にもついったーでいっていてここで繰り返していいのかわからぬのですが、とても細やかで華奢な印象を抱きました。かわいらしいという言葉が似合いそうな(とししたのくせにすいません)ひとで、創作に関する愛が深くてちょっと話しただけでも、このひとがあの作品を書いたんだなって思わせられました。作品と本人にギャップがないっていうのはすごくうらやましいです……!
またお会いしたり遊べたらうれしいですー!


さて本題!
ミュシャ展のまとめになりますが、当日の午後にメモしたのをそのままコピペからの追記、になりますね。
気になったのは二点とシリーズものひとつ。
『百合の聖母』
あまりにも印象的な作品だった。晩年の作なのかな、わかんないけど、聖母の静けさの中にあるのが慈愛や慈悲の感情だけじゃなくて、ひっそりとした冷たさを感じた。どんなに愛の片鱗を見せたって、ぷつりと切れるときに彼女は躊躇いもなく手を離しそう。そしてただ動けないままの少女をあの冷たさを備えた微笑みで見ている、そんな気がする。
近くに座り込んでいた少女自身は、でもそうやって切り離されたとしても、下唇を噛んで前を向きそう。庇護の終わり、なのかな。
言葉が出なくなるほどのある種の絶望を感じた。希望とはかけ離れた、なのにひたすら聖的で、そのちぐはぐな印象を打ち砕くような少女のひっそりとした目つきが、どことなく真に迫る。
『星と月四作』
芸術四作と四季は知ってたけどこれは初めて見た。全体的に暗い色調なのに月や星の光がはっとするほど美しい。そのコントラストが絶妙っていうか、どこか憂いを帯びてる色合いに少し息を飲んだかも。この四作はミュシャにとってなんだったんだろう、って少し気になった。なんとなく全体のイメージと変わってくる感じだなぁ。
『理想郷の二人』
果たして彼らがいるのはほんとうに理想郷なのだろうか、そう問いかけたくなるほど、はっとする眼差しの女性が印象に残る。対照的なのは男性で、女性の肩に鼻を押し付けるようなポーズで表情は伺えない。それはなんだか正視するのを避けているようにも見えるし、あまりの悲痛に目も向けられないようにも、また、幸福のあまりうな垂れているようにも見えた。もし最後を意図して描いたなら、ミュシャは男性を女性よりも夢見がちだと比喩してるような気がする。気のせいかもしれないが。
女性のほうは、理想郷の終わりを見据えているように見える。諦めてはいないけれど幸福すらも見出せないような、深い視線だけれど、なにかを訴えかけるような強い印象を受けた。

元から画集をひとつ持っていたのもあって、何作かは知っていたのもあるのかもしれませんが、わたしは不思議なことに、そこまで強い衝撃を受けませんでした。しいていうなら「百合の聖母」を見たときのひたすらな絶望感くらい。いや十分強い衝撃ではあるんですが、なんだろう、脳みそまで揺さぶられるほどではなかった。
人が多かったからろくに見れなかった、っていうのもあるのかもしれません。もうちょっとすいていたらちゃんと見れたのかなぁ。
それとおそらくもっとも彼が力を込めた力作をなまで見れなかったのは大きいかもしれません。
スラヴ叙事詩。すごく見たい。スラヴの伝説や逸話、それからチェコという国についてきちんと知ったうえで、あの壁画をひたすら追っていきたい。彼の作品は小さいものよりも大きいもののほうが圧倒的な引力を放っているように思いました。いくつか飾ってあった大判の絵も、相当目を引き付けられます。
アールヌーヴォー風の彼らしいポスターよりも、わたしは書きなぐられた習作や、丹精込めて色を塗り重ねた油絵のほうが好きなのかもしれない。少し意外でしたがそう思います。
あとやっぱりミュシャの絵は魅力的な女性の肉体美ですよね。たおやかな曲線をするすると描いて、こぼれおちるという表現がほんとうに釣り合う髪の描写。やっぱり「脳みそ揺さぶられない」っていってても、あの繊細な美しさにはため息がこぼれました。



意外なことにわたしはミュシャに心底惚れこんでいないことがわかってしまって少し衝撃的でしたが、それでも見に行けてよかったです。やっぱり絵は本物をこの目で見たいと思います。あああああスラヴ叙事詩見たい……イタリア……。
もし時間があればもっとすいてそうなときにゆっくりいきたいなぁ……もう無理でしょうか……ぐすん。


次はラファエロ展いきたい!と叫んでまとめは終わりにしまーす、ではでは。
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